高槻・茨木の不動産物件情報
2023年8月27日/季節のあいさつ、建物建築情報
葉月
唐突ですが、会社に入ってくる方の第一声が、わかる昨今ですが、皆様、くれぐれもご自愛ください。
車の運転中でも熱中症になることもありますので、気分が悪いとか、
眠気がくるとか、少しいつもと違う場合は、速やかに、水分補給をして涼んでください。
普段、効くことのない言葉だと思います。もしかしたら、アネハ問題以来かもしれませんが、
私たちは、常日頃の業務で接している法律の1つです。民法や不動産登記法も大きな改正があり、覚えなおすことが多く大変です。
今度、建設物石綿含有建材調査者という資格を取りにいくのですが、
これも、今年から、建物の解体時にアスベストの含有建材があるか調査するための資格です。
住宅では、ホルムアルデヒドも、ハウスシックの原因とされて、建築の現場で使われておりません。
たまに、安い業者が使っているという話を聞きますが、
おそらく、ホルムアルデヒドが含有されている建材の方が、レアだと思うので、デマだと思います。
現在、住宅の気密性が増しているので、注意が必要です。
建物では、高気密高断熱という住宅が増えて来ています。それを表す指数として、断熱等級というのがあります。
現在は、一般住宅の場合ですと、断熱について、説明を受けるだけです。
この改正に伴い、現在の基準で建物を建てるのか、将来を見越して、断熱等級4もしくは、5で建てるのか、難しいところです。
断熱等級を上げようとすると、ザックと言って、窓を減らすか、断熱効果の高い建材にするかです。
前者は、コストダウン、後者は、コストアップです。ただ、エアコンなどの効きが良くなるので、
光熱費が下がります。これに、太陽光発電を載せて、高性能給湯器(エコキュートなど)をつけるとゼロエネルギーハウスとなり、
光熱費が不要となります。2025年から、東京都では、ハウスメーカーなどで新築する場合は、太陽光発電が必須となります。
ただでさえ、太陽光発電のゴミ問題が起っている中、大幅にゴミを増やす政策を実行する東京都も強者です。
今回の建築基準法の改正も、2050年カーボンニュートラルの達成に向けての処置ですが、
私自身未だに、CO2の排出量が、2分の1になったからと言って、どう変わるのかわかりません。
実は、どの文献を読んでも、根拠があって、こうなるというものがありません。
(念のため、温室効果ガス排出2分の1とCO2排出2分の1は、全く異なる)
感覚的には、人間が排出するCO2が、半分になれば、その分自然界で排出されるCO2が増えると思っています。
そういったことは、置いておいて、住宅に関する考え方も、変わって来ております。
そういう環境だからこそ、断熱等級の高い家の方が、家計に優しいので、建築時コスト高でも、よいのかもしれません。
今のところデザイン性も受け入れられているので、このまま進んでいくと思います。
気が付かれないかもしれませんが、実は、建築費を下げる効果もあるんです。
すきま風が涼しい、、、、
2023年8月吉日
株式会社三幸住研