高槻・茨木の不動産物件情報
2023年5月8日/季節のあいさつ
新緑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか、今月、28日にアニマルシェというイベントを安満遺跡公園(高槻市)で、行います。お子さん、お孫さん、いらっしゃる方は、よろしければ、ご参加ください。
さて、GW中は、高槻市には、ジャズストリートというイベントがあり、盛り上がっていましたが、人混みが嫌いな私は、家で、本でも読もうと、某サイトで、10冊以上買うと10%オフとあったので、まとめ買いしました。最近、目が悪くなってきて、読書の時間が減ってきて、20冊くらい、買った本があったのですが、そこに、プラス10冊ほど積み増して、ケルンのようになってしまった。最近は、小説が多いので、比較的、消化速度は、早いのですが、仕事用の本もありまして、それは、時間がかかります。この前読んだ、令和3年の民法・不動産登記法の改正に関するもので、弁護士が書いているので、分かりづらい。
所有者不明の不動産に関するものや、共有している不動産の共有者が行方不明とか、相続時に、相続人の1人が行方不明とか、そういったケースでの不動産の処分や活用が、できるようになりました。
また、不動産の登記には、公信力(登記と現実が異なった時、現実が優先される)がないのですが、より正確な情報を登記するように求められています。相続登記も、義務罰則化されました。
私が不動産業を初めたことは、10年前に相続があった方でも、相続登記がされていないという方が、結構いて、売れたら、ついでに相続登記もしましょうか、くらいの軽い感じでした。最近は、売却開始前に、相続登記を終わらせてください。というのが多いです。因みに、売却前提の不動産は、相続人全員で持ち分を登記して、売却すると大変なので、代表を1人決めて、その方1人を登記名義人として、登記して、売却益を相続人で、分配することが良いです。共有の不動産を売却する場合は、共有持ち分全員の同意が必要ですので、全員が、契約書に署名捺印して、登記の手続きをする必要があるので、かなり手間暇がかかります。相続登記後では、変更はできないので、ご注意ください。
また、隣の家が空き家で、ちゃんと管理ができていなくて、どうしていいかわからないとう場合も、法的根拠を持って対応できるようになりました。
たまに、ニュースで、不要な不動産を相続したとき、国が引き取ってくれるという話がでてきます(相続土地国庫帰属制度)が、管理料の10年分の支払いがあったり、お金を払って、国に引き取ってもらうことになります。今年の4月から始まった制度なので、実際に利用者がいるのかわかりませんが、使われる制度なのか、見てみたいところです。
空き家対策という言葉を耳にする機会が多くなったと思いますが、人口が減って来ているのに、住居の供給が止まらない。当然、空き家が増える。とりあえず、空き家を減らすために、建物を解体する。という流れができているようです。空き家の活用も業務としているので、部分的には、できていると思いますが、国レベルで考えるには、空き家の活用より、人口を増やす施策、もしくは、再開発で、入会地みたいなものをつくるとか、そういったところを考えてほしいものです。民間での空き家活用は、パイの取り合いでしかないのですから。
と思いながらも、そのパイを取るために、私たちの仕事があると思うと複雑なところです。
競争に勝つために、設備投資等しないといけない家主業もなかなか大変なことです。私たちも、それに見合う、より多くのことを学び考えないといけないと改めて、思います。
そういえば、江戸時代の借家は、スケルトン貸しだったようで、畳や襖なども入居者が容易するもので、引越しの際には、それを持っていって、新しい家に合わせたようです。
そういった名残りが契約書に残っていたり、地域に残ってたりします。前は、不思議に思っていたのですが、それを知ってからは納得できるようなりました。給湯器は、入居者負担というのに驚いたこともありましたが、江戸時代なら、当然のことですね。
時代と共に、変わっていきます。おもしろい例としては、TVアンテナ、昔は、入居者負担でした。それが、引越しの際、置いて行かれることが多くなり、借家に前の方のTVアンテナがあり、なんとなく、有るのが当たり前になり、家主負担に代わりました。そして、現在は、TVの視聴方法が多岐に渡ったため、「TV、電話、ネットの設備接続に関しては、入居者の費用負担と責任において行う」という特約が大体ついてくるので、入居者負担に代わりました。
そういれば、基本連帯保証人も無くなりました。これは、民法の改正と賃料保証保険の普及のおかげです。
「え!」と思われることもあるかもわかりませんが、いろいろと変化することが多いですのが、賃貸業です。「え!」と思われたときは、私の方まで、ご連絡ください。
きっと、ご説明できると思います。